まず、秋学期の履修は以下の通り変更となった。
訴訟実務基礎(刑事)→金融法
理由は、金融法担当の先生が来年からサバティカルに入るからである。
次に、10月の予算を大幅に組み直す必要に迫られた。
これまでなんとかかき集めてきた現金で、支払う授業料、及び修了後の(実質的)起業準備のために全国各地を飛び回るための交通費(北海道進出は本当に想定外)高騰、並びに定期代や食費などの高騰によって、「いつ」「何を」「どう支出するか」という難しい選択を、かつてないほど迫られている。
例えば、食事について「いつ」「どこで」「何を」「一日何回」食べるかを考慮しなければならなくなったし、教材も「どのタイミングで」「何を」買うか慎重な選択を迫られるようになった。勉強時間や勉強内容にも慎重さが求められるようになった。この他にも、複数のトラブルが発生したため、これらの対応にも追われている。むしろ、勉強よりもこのように予算編成などに大幅な時間と体力が持って行かれているので、一時的にまともな勉強ができない状況にある。
ただし、従来から異次元の節約をしていたため、それでも収支は数万円の黒字だ。しかし、司法試験合格に向けた勉強という観点からは、親の仕送りや実家暮らし、そしてこれまでのキャリアで築いていた貯金のある一般的なロー生と比較すると、極めて不利な立場に置かれていることに変わりは無く、自習室やラウンジの改革によって最新の書籍を揃えられていなかったらと思うと、震える。
他方で、今年度も多種多様な奨学金の申請をしている。そのために東京や大阪で申請に向けた資料集めもしてきた。これが全て認められれば、より勉強に集中できるようになるはずである。仮に、これが全て却下されてしまうと、来年は形だけでも起業したビジネスを本格的に展開させながら司法試験に合格するという離れ業をしなければならなくなる。
奨学金の申請が通る事を祈るのみ。