2024年度の秋学期は以下の通り履修する。
・民事訴訟法B(前半のみ)
・経済法Ⅱ
・商法B(前半のみ)
・商法演習(後半のみ)
・訴訟実務基礎刑事
・法学実務演習
・行政法
・まちづくり法と実務
・民法C
・刑事訴訟法B(前半のみ)
なお、(前半のみ)(後半のみ)とあるのは、当該科目が1単位しかないことから、11月あたりで授業それ自体が終了する(または、11月から授業が開始される)ことを意味する。したがって、秋学期後半は木曜日の午前中にある民法Cを受ければ、次は月曜日の夜にある経済法Ⅱまでお休みとなるのだ。実質的に4~5連休となる。商法演習は、去年の成績分布を見る限り、良い成績をとるのが非常に難しい科目のようだが、がっつり組織再編の分野等の強化を図ることができるから、履修しようと思う。
秋学期の履修計画は、悩みに悩んだ末、「納得感」のある在学中受験・合格を果たすため、正面から履修、進級を目指すことにした。以前のブログに投稿した通り、在学中受験の要件を必要最小限で充足させ、残りを一般教養的なものに逃げるといった、「守り」の履修計画を立てていた。要件さえ充足してしまえば、学長は在学中受験を認定せざるを得ないため、あとはこの1年間をGPAを気にすることなく必死に司法試験合格に向けた勉強に向ければよいからだ。また、単位を落とすことはあり得ないと考えながらも、D評価を連発してGPA要件で進級できなくなると、これに対して受ける私の不利益は「家を失って路頭に迷う(奨学金が止められ、生活ができなくなる)」「最悪の場合、休学費用が払えず、退学になる」という、著しく大きいものであり、これを極力回避したいという考えもあったからだ。
しかし、これは、他のロー生や法曹コース生と成績で争うことを回避する行動となる(競争しない選択肢があって同一の権利を享受できるならば、こちらを選択するというのは、経営者(になろうという者)であれば当然の判断だろう)。それに加えて、この履修計画では果たして私が合格できる可能性がどの程度あるかという客観的な成績が不明になるということも意味する。そうすると、いくら学長が認定せざるを得ないとはいえ、弊ローの合格率向上の足を引っ張りかねない高度の蓋然性を有すると思われる私に、内心は認定したくないだろう。「いやいやこいつは合格は無理だろ…」と、まあ、あえて言葉を選ばずに言うならば、競争を回避して要件を充足させた私に対して、学長が呆れて死んだ目をしながら認定を出すことは目に見えている。
他方で、私をとりまく環境についてもここで言及しておきたい。私が司法試験を受験できる回数は、他の全国のロー生・予備試験受験生とは異なり、在学中受験を含めて2回が限界である。ロー生の中では珍しく(というか少なくとも弊ローの中では圧倒的に?)貧困状態にあるため、修了後1年程度で、受験のための資金はおろか、生活資金が底をつく見込みだからだ。したがって、この2回のうちに確実に合格しなければならない。
そこで、いろいろ考えた末、私は「正面突破」を選んだ。考えを変えないために、先週の期末の個別講評で学長に対して、「この履修計画(正面突破の履修計画)で行きます」と宣言してきた。「こいつは、変わったな。今なら在学中での合格可能性が低くない」と、学長が「納得感」をもって認定してくれるためには、正面から同学年のロー生・法曹コース生と競争し、好成績を出して数字で示したほうが良いと判断したからだ。
以上のことから、私は、秋学期については、以上の科目を履修することにした。