T&G(2023.12.14)

正式名称「テスト・アンド・ゲーム」である。

この家族法の小テストのためだけに、司法試験の過去問を平成18年から令和5年まで22周し、基礎力確認テストを13周、さらにレジュメを読み返しただけではなくリーガルクエストを(全て補訂部分を修正したうえで)3周、判例あらばその判例と調査官解説をすべて読み込んだ。予備試験の過去問は今回の範囲においては全て不適問となっていたため、学習せずに済んだ。ここから出てきた内容は必ず満点を獲得できるよう、2週間前から準備をしてきた。

さらに先輩方のご厚意で、1~2年前の過去問の分析も完了した。そこから、今回の小テストは司法試験の過去問から出る可能性が非常に高いという予想に至った。また、これまでの授業からほぼ確実に計算問題が出ることも想定していた。私の考え得るすべての対策を尽くした。

・・・万が一これで上記予想とは異なるオリジナル問題が出題されたら、もうこれは単位を落として留年となる。
まさに、人生を賭けた「ゲーム」そのものだった。(カイジかよ!!)

私は、勝った。全て司法試験の過去問から出題され、うち1問は予想通り、計算問題が出題された。的中した。

当然、満点を獲得した。出題された問題はおそらく全員が試験対策した量の約10倍以上の量をこなしたのだから当然の結果だ。

民法基礎(親族・相続):D
29.5/50
・小テスト7.5/15
・中間テスト7/20
・理解テスト10/10
・授業参加5/5

こうして、上記のとおり、民法基礎(親族・相続)は7割を獲得すれば安全に単位がくるようになった。

この単位を獲得すれば私の苦手な家族法関連の単位はもうない。
二度とこのようなゲームをすることもないだろう。

うん。二度とこのようなゲームはしたくない。笑

ところで、司法試験に合格して晴れて企業法務メインの弁護士となった際に、このような相続等の案件から逃れられるか。答えは、否である。

同族会社の紛争においてがっつり相続の論点が出てきたことを知ったからである。

我が国においては中小企業を中心に「同族会社」が非常に多いと聞いた。したがって、上記のように相続に関する論点が司法試験のみならず企業法務においても重要であることを理解した以上、いっそうこの苦手科目を攻略しなければならない。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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