現実との戦い方(2023.05.20)

本日は土曜日にもかかわらず授業が実施された。普通の人ならば、

土曜日なのだから、こんな日に授業を入れるなよ!!休ませろ!!

と文句を言いたくなるかもしれない。しかし、法曹を目指す我々は違う。
休日の勉強を各個人に委ねられている中で、しっかりとした授業を組んでいただき、本当に助かっている、と。
少なくとも私はそう考えている。

授業中に、勉強時間についての言及が実務家教員からなされた。具体的な文言は(私の記憶力がかなりポンコツなためか)「記憶にございません」が、趣旨としては「1日10時間程度はしっかり勉強しろ」ということであった。

その点については、私は所属するローだけではなく、ほぼ全てのロー生と比較して圧倒的な勉強時間の確保に成功しているのである。かかる点を確信している根拠は、4月上旬のブログ開始時から現在までのブログを見返したらわかる通り、「960分(フルタイム)」と書かれた日は7時から23時までしっかりと勉強時間が確保できているからだ。そして、ブログを始める前、すなわち入学初日から自習室を23時まで使い倒している関係で、すっかり7時~23時のサイクルに慣れてしまった。

時間に換算すると、16時間ということになる。1日16時間(ただし、休憩時間や食事の時間等を含む)の勉強時間を一切の邪魔なく確保できている時点で、他のロー生や予備試験受験生と比較して極めて恵まれていると言わざるを得ない。

さて、それとは別件で、即独に関する情報収集について、入学初日から積極的に行ってきた。小林一三の経営理念を、まさに「逸翁」の言葉を行動に変えて「研究に研究を重ね」てきた結果、少なくとも現時点では以下のことが判明している。すなわち、突破すべき現実である。

・海外展開を見越して、法人口座開設を銀行の本店で行いたい。しかし、そのためには本社機能を大手町に定める必要がある。原則として口座の開設は本社の最寄りの銀行の本店・支店でしか行えない。(実際に個人口座を住所・職場とは関係のない本店で開設しようとしたところ、開設を断られた経験がある)
・ただし、本格的な事務機能まで大手町に構えるのは初年度(しかも即独立開業という立場)では維持費の観点から絶対的に不可能である。
・そこで、本社機能を限りなく必要最小限にとどめ、依頼者の来客対応、執務室等は別途格安の郊外かつ利便性の高い場所に構える必要がある。
・現時点で私は品川または新橋にその拠点を置きたいと考えている。(おそらく延期するであろうが)2027年開業予定のリニアの終着駅であり、京急によって羽田まで最速15分以内での移動が可能であること、裁判所や東京弁護士会まで30分前後で移動できることから、依頼者にとって非常に利便性の高い場所であると確信しているからである。
・しかし上記の計画には問題点がある。品川および周辺の再開発に伴い、東京大手町と同様に維持費の観点から事務所を構えることが実質的に不可能なのではないか。

・そして何よりも、銀行側が本店での法人設立にあたり、頷いてくれるのか。信用性に瑕疵がある状態で少なからず融資してくれるのかが問題となる。

上記で挙げた問題点はまだ氷山の一角でしかない。司法修習を終えるまでの最短3~4年間で、果たしてすべての問題を突破して独立開業にこぎつけることが可能だろうか。いや、可能にしなければならない。そのためには、今からでも打てる手段を全て打たなければならない。

今後も、各試験を留年しない限度でしっかり突破する傍ら、独立開業に向けた研究も惜しまず積極的にやっていきたい。

本日の勉強内容【09:00~23:00】(840分)
【授業部門】
・法学実務基礎:200分
・答案演習その他:200分

【自習部門】
・経営研究:180分
・民法(試験対策):180分

【休憩】
・80分

本記事をシェアしたい方はこちら。

著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

目次