コーヒーが飲めない・・・&会費徴収の件(2025.04.10)

法科大学院のある建物のうち、コーヒーメーカー(自販機型)が食堂の階にあるのだが、ここ数日、キャッシュレスの決済端末が(少なくともその階の自販機で)全部故障しており、現金しか使えなくなった。キャッシュレス至上主義の私にとっては死活問題である。

そのため、2階のラウンジに設置したコーヒーコーナーで飲もうとしたが、こちらのコーナー、4月中旬に差し掛かろうとしているのにまだ運用が始まっていないため、飲めなかった。自治会の幹部は、私を除いて全員が司法試験直前期だから、忙しいのはよくわかる。しかし、現時点で法科大学院生が安心して飲めるのが、野球部が使いそうな給水方法をとる給水所しかないという緊急事態のときに動かない(動けない)のは、果たしていかがなものだろうか、、、

また、もう一つ問題がある。遂に自治会が会費を徴収するようになったのだ。もちろん、これに関しては自治会が抱える様々な課題に対する一解決策として苦慮の末に出したものだと思われるが、私としては約100年近く前の某事件の際にとある御方が発した「とうとうやったか。」という気持ちになった。これまで私は、自治会の会費徴収に関して一貫して反対の立場をとってきたのだが、やはり一メンバー(しかも留年者)の発言力なんて所詮たかがしれている。もっとも、会費の金額は決して高くなく、払おうと思えば払える金額に抑えられている。法科大学院生の中には、「○○円くらいなら・・・」という声があることも知っている。しかし、私は金額の程度が問題なのではなく、会費を徴収する行為それ自体が問題だと考えている。なぜならば、これを認めるということは、法科大学院が公式HP・パンフレットで提示している金額に書かれていない、隠れた費用を徴収することとなり、入学者に対する意図せぬ支出として「不意打ち」となるからである。また、教科書を購入するお金がなかったり、予備校へ通うお金がなかった者が勉強に困らないように、無事に司法試験合格まで走りきるように、勉強で失敗した際に環境のせいにしないように、勉強の最先端に無料で触れられる環境を1年以上かけて整備してきた、図書係としての私の方針に真っ向から対立する行為でもある。誠に遺憾である。

以上、こうなったからには会費を払うが、読者のうち弊ローの学生は、自治会のコアなメンバー全員が会費徴収に賛成だったわけではないということに、どうかご理解賜りたい。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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