「他の法科大学院へは行かないのか?」に対する回答(2025.03.01)

長期間の休学を経てから復学することになるため、複数の方から「国立大学の法科大学院の既習へ入り直したほうが良いのでは」というアドバイスをいただいた。

結論から言うと、私は、弊ローにとどまることを心の中で決めている。

一般的に、国立大学の法科大学院は私立の法科大学院よりもかなり安い。しかし、弊ローは私立でありながら、全国の私立の法科大学院の中で授業料がトップクラスに安い。したがって、場合によっては弊ローに在籍し続けてこのまま修了したほうが費用の負担が軽くなる可能性があると考えた。

そこで、国立大学の法科大学院の学費及び入学金(授業料免除をもらわない場合)と、弊ローに残り続けた場合の費用を比較することにした。

その結果、仮に、国立の法科大学院で3年進級時のみ授業料の半額免除をもらえたとしても、弊ローにしがみつくほうが安いことが判明した。「弊ローにしがみつくよりも国立の法科大学院に入り直したほうが安い場合」とは、少なくとも在籍中の全てのセメスターで授業料の半額免除をもらうか、1年分の授業料全額免除を獲得するか、1年分の授業料半額免除を貰い、かつ、入学金を免除してもらう場合に限られる。そして、法科大学院入試の競争が激化している昨今では、現実的に授業料免除をもらうことは、たとえそれが半額免除であったとしても難しい。しかも、自前で何か収入を得なければならないというハンデつきならば、なおさらだ。

それに、せっかく国立大ではほぼ不可能な自習室内の改善を行って、自分が勉強しやすい恵まれた環境を整えたのだ。自習室内の図書を室外に持ち出して、ゼミや授業などで自由に使えるようにもなっている。私は全ての法科大学院を調査したわけではないが、多分そんな自習室を持つ法科大学院はそうそうないだろうと思っている。したがって、自称「日本で最も自習しやすい法科大学院」をわざわざ離れる理由はないだろう。笑

まぁ、復学したら誰も私を知らないという状態になるが、その時は優しくしてね。笑

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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