再試験の過去問分析完了(2025.02.04)

流石に精神的にしんどくなってきたので、この記事で発散しようと思う。結構な長文を泣きながら書いているので、読者の皆様は、とにかくこのフレーズだけ覚えて帰ってほしい。

「共通到達度確認試験は、再試験自体は突破できる。だが、再試験を受験することそれ自体が恥ずかしい。」

では、本題へ行こう。

共通到達度確認試験の再試験だが、去年のほか、2年前以前の再試験についても、可能な限り取り寄せることができたため、今日、その分析が完了した。

その結果、(中略)今年の再試験は、かなり対策が面倒なことが判明した。油断したら、これが原因で留年するかもしれない、と感じた。特に、今年は(少なくとも私の学年は)再試験対象者が類を見ないほど少数派なため、教授側の立場に立って考えると、今年からは再試験をもって「進級させない試験」にしようと考えていてもおかしくない。
 後述の通り、今年は、去年とは異なり、再試験の受験それ自体が一種の「罰ゲーム」と化しているのだ。
※そういえば、他の人には合格通知とかが来ているのに、私だけ不合格通知が来ていないな、、、どうしたのだろう。

ところで、(まあこの記事を書くくらいだから、察しの良い方は気づいているとは思うが)最近の私は精神的に不安定な状態が続いている気がする。というのも、「努力が必ずしも報われるとは限らない」とはいうけれども、その努力があまりにも報われてなさすぎではないか?と思っているからだ。

最も精神的にきているのは、共通到達度確認試験だ(…でしょうね!!笑)。あの再試験をくらったのは、去年までならまだ言い訳できる(結構再試験対象者が多かった)が、今年は受けること自体が恥ずかしいことなので、再試験に失敗するリスクよりも再試験の受験によって自分が再試験の対象になったことを周囲にさらされる一種の「罰ゲーム」と化している。私は、これに対して、ちょっと精神的にこたえている。

ブログを見返したらわかる通り、私は、弊ローに入学してから、共通到達度確認試験の対策に最も力を入れてきた。累計でおよそ3000時間をこの試験のためだけに費やしてきた(単純計算すれば、毎日約4時間程度の貴重な勉強時間をこいつにもっていかれたことになる)。もちろん、本試験だけではなく、試行試験の全科目、民法に関しては改正前後による結論の変化まで、1つの肢に至るまで分析した。この試験対策のためだけに作り上げた計450頁のレジュメを見た弊ローの一部の読者は知っていると思うが、1つ1つの選択肢には、該当の基本書の頁がメモ書きされている。それほど本気で対策した試験の結果が、これである。ったく、共通到達度確認試験の過去問は(試行試験1~5回と、本試験1~5回)全部で1200問あったんだぞ!!めっちゃ苦労したわ!本当にやるせねえ。というか、時間返せ。笑

共通到達度確認試験は、毎年、司法試験や予備試験の短答とはベクトルが異なる出題傾向に走りやすい。今年も、例年通り司法試験の短答では出会わない問題が複数出てきた。「短答プロパー」ならぬ、「共通到達度プロパー」である。だから私は、「司法試験の短答」と、「司法試験の論文」と、同時並行で、「共通到達度確認試験」独自の対策をしなければならず、この試験に対する勉強中は、司法試験対策が中断するため、それはもう耐え難い苦痛で仕方がなかった。にもかかわらず、今年はたった10時間程度で試験に臨んだり、過去問を本試験しか解かずに臨んだり、試験中に途中退出したうえで8割を超えられる人が学年に大勢いた。流石に精神的におかしくなりそうになった。こちとら、8月から半年かけて10年分を丁寧に対策してきたというのに。

人の努力を時間で測ることこそ意味のないことである。この点について、私自身が最も承知しているのだが、せめて精神的なストレスを和らげるためだけにこれだけは言わせてくれ。弊ローの他の学生よりも最大で約300倍の努力はしたつもりだぞー笑 

共通到達度確認試験さえなければ(または、もう少し司法試験対策として有益な試験であったならば)、ローの成績や予備試験の成績も2~3割良くなっていたはず。共通到達度確認試験の出題者は、もう少し司法試験に役に立つ問題を出してくれないかね。

…こうなったら仕方がない。せめて再試験だけでも満点を狙おう。たとえ去年のように、2時間の試験時間中、1時間程度で全員が途中退出しても、教授から「お前、まだ残っているのか!?早く退出しろよ!」と思われていても、もう知ったことではない。私だけは去年と同様に最後の最後まで残って検討するぞ。

本記事をシェアしたい方はこちら。

著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

目次