ブログはいつ執筆しているの?という質問について(2025.1.24)

A:勉強に対する集中力が完全に切れたり、惰性で勉強しているな、と感じたりした時に、約10分間で執筆しています。この質問をされた方の趣旨は、おそらく「ブログを執筆する時間があるならば、勉強しろよ!」というお叱りの趣旨かと思われますが、むしろ、勉強の質を上げるために、集中力を回復させるべくブログを執筆して気分転換している、とお考えいただければと存じます。

また、本日、自治会の仕事の一つとして、有斐閣から本日発売されたばかりの法律学小辞典(第6版)を自習室に導入し、「最先端書籍」の棚に置きました(数ヶ月前に、司法試験合格者の方から、この辞典の使い方を指南したメモつきで第5版を寄贈されていたのですが、これをアップグレードしました。当該メモは、第6版に差し込み、寄贈された第5版の辞典はコンメンタールの棚に移動させました)。実を言うと、これも勉強に対する集中力が切れた時にしかやっていません。笑

したがって、もしも私が今回の期末試験でやらかして留年した場合、「自治会の仕事にのめり込みすぎた(まさに目的と手段をはき違えた)」とか、「ブログを執筆していた」とか、「北海道から九州まで全国各地を飛び回り、全体の就活に関する情報収集をしたり、他大ローと積極的に交流したりと、(司法試験を受験することのみに絞って言うなら)余計なことをした」ことを理由として挙げるのは誤りだと考えています。留年した原因は、そうではなく、基本的な条文知識・判例の理解が著しく不足していた点にあると考えています。

ところで、私は、この1年間を通して、司法試験の学習上、十分な資力のない者でも、既修者や法曹コース等と十分に競争できるよう、いつでも(基本書はもちろん、予備校の論証集や重問、趣旨規範ハンドブックや上記の辞典、要件事実マニュアル等を含めた)最先端の書籍を自習室で即座にアクセスできる環境を構築してきました。
こうすることで、少なくとも私は、ほかのロー生との圧倒的な経済的ハンデを限りなく0に近づけることができ、かつ、成績優秀者から、勉強方法を具体的かつ容易にお伺いすることができました。

また、先輩方によって、弊ローでも四大に行ける!外資や大手のインハウスにも行ける!という意識改革が私達の学年にもたらされ、就活に対する意識が変化した(去年の春学期のように、どうせ大学名だけで大手から落とされる、といった考えを持つ方はいなくなった)ほか、「周りに流されたら司法試験に落ちる」という風潮から、「周りについて行かなければ司法試験に落ちる(どころか進級も危うい)」という風潮に変わったように思われます。こうすることで、私は、少なくとも1人で勉強方法を暗中模索する心配がなくなりました。

このように、環境に関しては想像以上に恵まれており、これに助けられてきました。だからこそ、ここで民法Cをやらかしたからといって自暴自棄になって留年するわけにはいかんのです(民法CがDであることを神へ祈るのみここでニーチェはいらない!!)。したがって、民法Cがどうなっているか怖くてわかりませんが(てか、この科目だけ重要!)、引き続き、残りの期末も留年しないように全力で取組もうと思います。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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