何をやったか、で勝負しよう(2024.12.12)

今日は、趣向を変えて、自習室とは別の場所で勉強に集中することにした。司法試験界隈ではよく言われることだが、司法試験では「勉強時間」だけが重要ではない。勉強時間と「勉強の質」の両輪が機能して初めて、司法試験に合格できるらしい。

崖ローの読者はご存じの通り、私は、ほかの学生の誰よりも多くの勉強時間を確保してきた。その時間、なんと入学してから今日までおよそ9200時間。司法試験当日まで、残された時間は残り3200時間

私は、この12400時間を、司法試験合格のための勉強時間として確保できた。ちなみに私は、就活や起業のために、北海道から博多まで全国各地を飛び回っている(何なら大げさそうで本当の話、就活のためだけに世界二周分の距離を国内だけで移動している)が、この時間は上記の勉強時間に算入していない(もっとも、飛行機内やバス、新幹線、列車内で勉強している場合を除く)。データサイエンスの勉強も、上記の時間に算入していない。

一般人が司法試験に合格するために必要な最低の勉強時間は10000時間と言われていた気がするので、私は環境に恵まれたこともあって、その1.25倍は確保できた計算になる。

だが、成績が低迷したままだ。つまり、「勉強の質」が悪すぎるのだ。

といっても、私がやってきた勉強がそこまで変かというと、、、他の合格者とやっていることは変わらない。「基本書と判例集等でインプットを徹底する」「重問や短答などアウトプットも可能な限りとき潰す」

この2つを軸にしてやってきた。自習室内図書も自由自在に誰でも利用でき、書き込めるように解放したため、金銭的な理由で書籍がない、といった課題も解決済みだ。

問題は、「知識が頭の中でリンクしてくれない」のだ。つまり、合格者は「A論点とB論点は、Cという点で共通しているから、Cというくくりで理解」できるのに対し、私は、「A論点の中にあるC、B論点の中にあるCを、各個記憶する」という記憶の仕方をしている。だから、私が記憶できる量には限界がある以上、正確な規範やあてはめができないのだ(例えば、行政法の処分性の規範を正確に覚えられない、とか。さすがの私もこれは覚えているが、、、)

つまり、私がやるべきことは、「知識を点で覚えるのではなく、体系的に理解する」ように努力することである。うん、「答えが出てるじゃん。それをやればいいじゃん。なんでやらんの?」合格者の皆さんは、これを読んでそう答えるはずだ。

ところが、それが上手くいかないから困っているのだ。「理解する」の本当の意味について理解出来ていない以上、体系的に理解するのは夢のまた夢の話。暗記ではなく理解する方法となると、もはや非言語の領域だから実践するのは極めて困難。皆さんは、どうやって「理解」したんだよ!某法曹コース生「基本書を一読したら分かりますよそんなのじゃねぇよ!おかしいだろ!!それが私には「理解」できねぇんだよ!と思わずラッパー口調で悪態をつきたくなる(理解、不可解、不快・・・的な?プロのラッパーの方に後日お叱りを受けてきます、、、)。

ふう、、、言いたいことは全て言い切った。とにかく、目の前の課題について、目に見える形で処理しまくって、「今日、何をやったのか」について、可能な限り記録していこう。(入学初期のように、時間まで把握すると手段が目的化してしまい本末転倒なので、ブログには書く気力が残っている場合に限り、記録する。)

何をやったか、を突き詰めて行けば、この圧倒的な勉強時間も3200時間あるのだから何とか活用できて、司法試験合格までに間に合わせることができるだろう。

本日の成果
7:00~23:30(移動中も勉強できたためこれも加算)
・経済法課題提出
・民訴法課題提出
・刑訴法課題完了(自習室で書いて提出するのみ)
・データサイエンス課題提出
・憲法の予習・復習(職業の自由と13条関連)

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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