最年少合格者の合格のカギを分析してみる(2024.12.08)

史上最年少の合格者であって、おそらく史上最短の合格者である方(高校生)の記事から、勉強法を学べば、各科目の理解のスピードも桁違いに上がるのではなかろうか。

という動機から、伊藤塾や各マスメディアの記事を横断的に読んでみた。

やはり、彼が書いた内容は全記事で一貫しており、彼が勉強開始時に置かれていた状況と今の私の状況も奇跡的に一致していた。これはまねるしかない。

記事によれば、彼の周囲には、世間が驚くほどの驚異的な成果を残した方ばかりだったようだ。これは今の私を取り巻く環境と酷似している。私を取り巻く人間関係をよくよく冷静に見てみると、(唯一、鉄道関係者が一人もいないのが残念だが)国内か外資かを問わず、多種多様な業界で、誰もが知るような桁違いの成果を残してきた方ばかりだ。とある大手企業に10年以上務めている方からは、「あなた(崖ロー本人)が人脈のハブ(拠点)になっている」と言われた。もちろん私はそのようなつもりで人間関係を築き上げてきたわけではないが…。気が付けば「こうなっていた」のである。

こんな癖の強い私と仲良くしてくれた法学部の同期も、気が付けばそのほとんどが司法試験を合格し、既に弁護士として執務している方がいる。

弊ローで仲良くしてくださった先輩方も、合格するだけでは飽き足らず、超上位合格された方ばかりだ(あと、これは伝聞だが、、、司法試験で2桁順位で合格したとある先輩が、「崖ローのブログを見た」ことで、これまた2桁順位で合格した、「崖ローのブログを死んでも見なかった」同期のライバルに負けた旨、私の後輩に愚痴っていたそうなw)。

私の自主ゼミ(代表は私から別の人に交代した)も、私以外の全員が既に合格水準にあるようだ。

彼ほどではないが、とまあ、こんな感じで、まるで私だけ時間が停止しているような焦燥感にかられる場面が増えた気がする。。

さて、記事を読み進めよう。彼によれば、「法学に対する興味を失わないことが何よりも大切」とのこと。論証を丸暗記したりパターンを覚えたりといったことはせず、空き時間にはひたすら法的思考実験をしていたとのこと。なんやねん法的思考実験って!?

私も、論証や規範を丸暗記したり、、、といったことは「非常手段」を使うべき場合を除き、しない。というか、できない。記憶力がほかの方とは圧倒的に弱いので、私は試験やテスト直前期に「写真暗記」「反射神経」で試験をのりきるという「非常手段」を多用してきた。これがハマると、先日の民法Cの小テストのように、15分で解答するものを、ものの30~40秒で全問正解できたり、共通到達度の模試の憲法のように、50分で解答する問題を8分で完答できたりするのだ。(ただし、反動で身体を壊すことがあるw)

そういう意味では、非常手段を使う場合を除いて、彼と似ているだろう。

最も重要な部分は、「インプットあってこそのアウトプット」という発言であろう。「わからないことはわかるまで突き詰める」「(彼は伊藤塾出身のため)講義を集中することで得た知識が、そのまま論文に活きました」という一連の発言をみるに、インプットの段階で知識を曖昧にしなかったという点が非常に効いたようだ。

また、もっと注目すべき部分は、「最初は思うように答案を形にできず、試験が近いこともあって終始不安を感じてい」たとのこと。私の偏見だが、彼のようなレベルになると、「読んだらすぐに答案にできる」と言うのかと思っていた。私も来月の期末乗り切れるか不安だよ~!!

そして最後の部分。やはり予備試験レベルの理解が網羅的にできていれば、(司法試験で)不合格になることはまずない、というのが彼の持論のようだ。

まとめると、彼にならい、ここは思い切ってアウトプットは重問と期末試験、司法試験の過去問のみに絞り、インプットは自分の気分に身をゆだねてみようかと思う。これまでの規範の暗記が苦痛で仕方がなかったからな!

※思えば、予備試験ではいつも商法が最も成績が悪かったのに、自分の興味・関心に身を委ねて本を読み漁っていたら、商法が憲法と並んで主力科目になっていたからな、、、ローの成績もビジネス法務や商法A、経済法Ⅰで好成績を残すことができたし、金融法やデータサイエンスも非常に楽しいし、この感覚がほかの科目で感じていなかったのも一つの要因かもしれない、、、

これなら、豊富な勉強可能時間で、司法試験合格に間に合うかもしれないぞ!

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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