共通到達度模試対策の「対策」をされた(2024.12.07)

共通到達度模試、本来ならば全科目過去問の焼きまわしのはずだから、ひとまず全科目の初年度からの過去問は一つも漏らさず満点を取るつもりで試験に臨んだ。

もっとも、自ら解説をもとに参考文献を引いた部分についてはさすがに満点を獲得できたが、復習が追い付いていない部分については失点してしまった。

そして、なんと今年の模試は、私のように「対策が間に合わなかった部分については、解説ごと写真暗記」する学生への対策(?)として、民法について今まで見たことも聞いたこともない問題が飛んできた。

一部、旧司の過去問や改正前でなければ回答不能になりうる問題も混ざっていたことから、教授陣の完全オリジナル…というわけではなさそうだが、それでも教授が(何かしらの肢をベースに)一から本気で作問した難問が立ちはだかったのは間違いない。

 少なくとも司法試験の過去問と共通到達度の過去問を丁寧に潰したつもりでいた私は、これまで遭遇したことのない問題に仰天した。そう、今回出題された民法の問題のうち、共通到達度の過去問の焼きまわしだったものがほぼ皆無だったのだ!

「共通到達度確認試験模試対策」の、「対策」をされてしまっていたのだ。

幸い、民法は基本書を片手に過去問をどの科目よりも丁寧に潰したつもりだったため、そこまで壊滅はしていないはずだが、満点の推定が働いている憲法と、9割前後の得点の獲得が推定される刑法の傍ら、とびきり低い得点であることには疑いようがないかもしれない。それでも全体の得点で8割を超えていれば、自分ながら大したものだとほめたい。

どうにか満点かそれに類似する点数を獲得しようとしていたが、ダメだった。だが、それでいい。こうでなければ、模試を受けた意味がない。本番に向けて、再調整を図るのみ。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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