2025年度春学期の成績は以下の通り。
民事訴訟理論と実務 C→B
弊ローに入って、初めて民事訴訟法関連の科目でD以外の評価を獲得できた。期末試験直前までは、提出した課題は全て優秀起案に採用され、トップを独走したが、期末試験に弱い私は、やはり当該期末試験で逆転を許してしまった。それでも、B評価がついているということは、履修者全体の中でも上位にいるという証明になろうか。
しかし、司法試験合格者や在学中受験者だらけの履修者の中で唯一の2年生(しかも唯一の留年者)であり、かつ、苦手科目である民訴でここまで奮闘できたのは、正直に言うと良かったと思っている。当初、A評価を狙うのは一見すると無謀な挑戦だったようにも思えるが、成績を開いてB評価だったことを考えると、決して無謀な挑戦ではなかったのだなと考えさせられた。
さて、ここまでを見ると、春学期のGPAは遂に3.0を超えた・・・かのように思えるのだが、なんと、私の勘違いによる「履修事故」により3年生配当科目が1単位分「F」になっていたのだ。これにより、2025年度春学期のGPAは2.0となる。
留年が確定する前、3年次配当科目である「論文演習」という科目を履修する見込みであったのだが、この科目は他の科目とは異なり、2年秋学期終了後春休みの間に開講され、その成績が3年生の春学期に加算されるという特殊な科目であった。このような科目は、事前に春休み前あたりに履修の申請をすることを要するため、私はあらかじめ当該科目の履修を申請した。したがって、この科目の配当年次は3年生である以上、履修中に留年が確定すると、申請こそしたものの当該科目は履修が不可能になる、という仕組みだと私は考えていた。
なお、このような一部の特殊な科目は、私達学生側のほうで履修登録や取消しの作業をすることはできない。学事センターが登録などの作業をする。そして、弊ローの履修要項にあるように、「論文演習」は履修中止・変更が許されない科目である。
そうすると、通常ならば、年次の異なる科目を履修することはできないので、2年生の身で3年生の科目を履修することは叶わず、当該科目も履修登録されない・・・はずであった。ところが、学事センターは上記の履修の申請に基づき履修登録をするから、2年生の身で3年生の科目が登録されるという、いびつな事態が発生した。そうすると、こちら側では履修中止・変更・削除はできず、どうすることもできないうえ、当該科目は留年に伴い出席できなくなったため全ての時間を欠席しており、かつ、既に春休みには授業が終わっているから、このまま放置していると100%Fになる、ということになる。
ここで、私は留年に伴い履修登録が勝手に削除される(か、当該科目の成績は2年生では反映されない)と思い込み、履修登録確認期間中も、確認こそしていたがこのまま放置した。これが原因で、普通に出席して課題を提出していれば確実に単位は来るはずの論文演習がFになって2年次の成績に反映されたのである。法律の勉強以外の原因でFになった、「履修事故」である。
なお、民訴理論と実務がBであったため、GPAによる進級不能は回避された。また、履修登録上限も、(なんと履修事故が発覚した時点で判明したのだが・・・)「年次」ではなく「年度」で算定されるらしく、秋学期は残り34単位履修できることがわかった。そのため、民法Cは問題なく履修出来るようだ。上記の履修事故で私が最も気がかりだったのは、論文演習がFになったことではなく、民法Cの履修が不可能になるかもしれないという点だったが、これで安心である。論文演習は、また再履修すれば良いが、民法Cが履修不能になると進級や今後の進路に直結する重大な問題になる。この問題が解決されたのは不幸中の幸いである。
秋学期は法哲学や法社会学、その他期末レポートの科目や訴訟実務基礎(刑事)の履修を検討し、少しでも3年次に司法試験に集中できる環境と整えようと思う。
あと、今年度は確実に難化するだろう共通到達度確認試験対策も・・・。