見失いかけた私の信念の一つ。(2024.11.18)

2021年、司法試験最年少合格者の年齢が18歳3ヶ月になった。翌年の2022年にはその記録を一瞬で上書きした17歳11ヶ月の合格者が現れた。そして今年、ついにその記録すら上回る17歳の高校2年生が現れた。だが、合格者のインタビューを見ると、その全員に共通していたことがあった。

それが、「法律の勉強にのめり込んでいる」という点である。

法律の勉強というと、やはり暗記の詰め込みなど、一種の苦行ともいえるものを数年続けてやっと司法試験へ、という感覚が普通だと思うだろう。だが、彼らは違った。

彼らは、興味・関心を原動力にして学んでいる。夢中になって学んでいるのだ。

そうだ、私は見失いかけた。自分の信念の一つを。

私は常々、この言葉を多くの人に話している。
「あの人(首席)を超えたいか?」「いいや、あの人は天才だから無理だ」

「そうか。天才も私達と同じ人間だから、いつかは超えられるはずだ。天才を超えたければ自分がその天才になれば良いではないか。簡単な話だろう?」

そう、どうしても勝ちたい天才が目の前にいるなら、私自身が天才になればよい。そういう思いで生きてきたことを。

だが、問題は、その天才にどうやってなるか?

孔子は以下の言葉を残している。

「才ある者は、努力する者に勝てず 努力する者は、楽しむ者に勝てず」

楽しむ者こそ、今回の司法試験最年少合格者もそうだが、俗に言う「天才」なのだろう。

しかし、その天才が法廷で相手方代理人として出てきたら?その時も「相手は天才だから勝訴出来るわけがない」として依頼者に謝罪するのか?そんなことはできんだろう。

だから私も、同じ人間であるのなら、彼らと肩を並べられるよう、天才と言われるまで実力を高めようと思うのだ。

そして、たった今、その天才にどうやってなるか、一つの答えというか、終着点についた。

今日から、その勉強法で行こう。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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