秋学期1週間を経て(2024.09.27)

さて、今週月曜日に授業が始まったばかりだというのに、時の経過が早すぎる。

月曜日に民法Cと民訴が終わったばかりだというのに、気がつけば金曜日。これは司法試験に間に合うのか???

 ところで、秋学期になると演習科目が複数存在する。憲法演習・民法演習・刑法演習・商法演習・民訴法演習・刑訴法演習だ。ちなみに、今年の行政法演習については春学期に開講され、対象学年が2年及び3年だったこと、及び行政法演習の科目が主として2年生向けの科目であることから、私は最初の1週間だけ参加した。しかし、私以外の全員が3年生であったことと、その3年生があまりにもレベルが高かったことから相対評価で負けると判断し、撤退した。

 しかし、上記演習科目は、果たして受講する必要があるのか迷った。なぜなら、①全体的に基礎知識がまだ定着しておらず、その状態でやみくもに演習問題に突入してもついていけないから、②東大のデータサイエンス分野についても別途受講しており、その時間も考慮すると圧倒的に時間が足りないから、③履修登録している科目に集中しないと、今度こそGPA要件で留年する可能性があるからである。

 さらに、④演習科目の中でも、特に民法演習と刑法演習は、教室のサイズと受講者の数が合っていないほど人気科目だった。この盛況ぶりをみたとある先輩は「なぜ演習科目でこんなに人が多いのか分からない」旨、首をかしげるほどであったから、それほど私達の学年は前例がないほど熱心かつレベルの高い学生が集まっているということだろう。そのため、民法演習は前の授業(刑訴B)で先生へ質問をした後に教室へ入ろうとしたところ、既に満席となっており、座席がなかったため、これは物理的に参加できないと思い、参加を諦めた。

 他方で、演習科目は2年生のみを対象とした科目である(シラバス参照)。そうすると、3年生になってから受講するのでは(在学中受験との関係もあり)遅すぎる。司法試験の受験が終わっているからだ。また、上記のように、演習科目を受講する人としない人との間で、ただでさえ差のついている実力にさらなる差が開くことが予想される。それも、前年までとは異なり、原則として参加するのが普通という雰囲気となっている。したがって、上記の物理的な理由を除けば受講しない理由はないはずだ。

 来週までに、演習科目の参加の有無について決断したい。ちなみに、民法演習は毎週あるので、これに参加するとなると、2日連続であった全休が1日に減ることになる。しかし、民法演習は夕方に開講されているから、(さすがに山口は飛行機の便数の都合上無理だが)午前中に飛行機や高速バスで福岡市や有馬温泉へ行き、そこで英気を養ってから昼の飛行機で帰ってこれに参加することが可能である。全休を2日にできるならそうしたいと私が考えている理由は、まさに法科大学院内での自習のみだと集中力が欠けるからであるが、それ以上に、以下の理由があるからだ。すなわち、

私達は弁護士資格を用いて、何のために集い(つまり、何のために即独し、何のために最大規模の弁護士法人を創り上げようと画策しているのか)、何を目指すのか

私達は、何を大切に考えるのか(価値観の洗練性を向上させる)

そのためには、社会は今の私達にどのような行動を求めているのか

この3点についてこれから明確に言えるようにしたい。そのための「情報のかけら」を集めたいと考えているからだ。

引き続き、勉強に集中して取組んでいきたい。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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