成績天気予報「1点の重み」(2023.12.23)

今年獲得したと思われる得点とパーセンテージを整理しておこう。なお教授側から得点調整がなされた場合、この予報はあてにならず、予想よりも有利または不利に働く場合があるので、Aが確実視される単位であっても、最後まで尽力することが求められる。

法学実務基礎B:A
85/92(92%)
短答マラソン10/10
オンラインレポート10/10
小テスト18/20
通常レポート(A,A-など評価がつくやつ。A=100%,A-=90%,B=80%で換算。点数が明白なものはそのまま反映。)
B,A-,A,A,75,82,94,?=47/52.5

※来年の目標(通常レポート 7点)
 本日の小テストはマークミスでもしていない限り満点であって、かつ、試験時間の割合比でみれば過去最速で突破した可能性がある(20分の試験時間を2分半で突破)。もうここまで突っ切れば安心である。ちなみに最後の提出物が残っているが、その提出物を提出しない場合でもBは確実に来る状況である。せめてこの単位だけでも連続で首席は死守しておきたい。Aを取得しても首席から陥落するということは十分にあり得るからである(全科目こんな感じだったらいいのに、、、)。なおこのレポートは今年中に処理することが可能である。したがって来年の目標と書きながら来年にやるべき課題はない。笑

刑事訴訟法基礎Ⅱ:A
65/70(92%)
・授業参加30/30
・リアクションペーパー18/20
・発表17/20

※来年の目標(期末レポート 30点)
 諸事情により来年発表すべき課題が約2~3週間早まり昨日発表することとなった。おかげさまで(?)他科目の小テストが壊滅した。全体的に見れば大きな痛手だが、この科目だけ見れば大躍進である。
 やはり事前の準備と平常点がものを言う単位に対して、私は非常に強いようだ。期末レポートも万全な体勢で提出し、そのままAを勝ち取ろう。・・・といっても今年中に終わらせることも可能だから、来年に伸ばさず今年中に処理するか。そうすれば来年やるべき課題は上記科目と同様に一切なくなることになる。

民法基礎(債権):A
40/46(87%)
・小テスト5/6
・中間テスト15/20
・出席10/10
・その他10/10

※今後の目標(小テスト4点分、期末試験50点分)
期末試験50点満点中、45点以上を突破し、この科目に関しては、Aは絶対に確保しておきたい。
今のところ、失点は中間試験と一部の小テストであることや、小テスト自体の難易度が比較的易しいことから、絶対にAで突破したいところ。ちなみに、春学期の不法行為法は平常点を満点で通過し、Aは十中八九確実であると展望をみていたにもかかわらず、期末試験で大失敗してCとなっている。
このまま油断せずAで切り抜けたいところである。

民事訴訟法基礎:B
38/50(76%)
・小テスト5/10
・その他5/5
・中間テスト13/20
・授業参加15/15

※今後の目標(期末試験50点分)
 小テストや中間テストでは上位には到底太刀打ちできないと判断し、授業参加等の平常点で悪あがきをしている科目である。こちらも4単位の科目であるから、B以上の評価を確保しておかないと、GPAに多大なダメージを与えることとなるのは、12月上旬で話した展望のとおりである。なお各テストはいずれも極めて難しい。なお、今週の小テストは過去最高難易度を誇る(?)テストであったと思われ、全く解けなかった。得点の獲得という意味では大失速したのである。もっとも、小テストは前半でかなりの貯金があることから、その貯金が今回の小テストで切り崩されたとみて差し支えないだろう。なお、平常点での悪あがきが功を奏して、なんとか8割弱で期末試験を迎えられた。
 平常点(とりわけ授業参加の部分)についてはすべての「ディスカッション」に参加し、かつ積極的に可能な限り授業中の設問にも挑み続けた。これが壊滅した小テストと中間テストの失点を回復させ、かつ貯金を作った。
ここで期末試験において9割を獲得さえすれば、少なくともBは死守できるだろう。

刑事訴訟法基礎Ⅰ:B
36/50(72%)
・小テスト9/15
・中間テスト12/20
・授業参加15/15

※今後の展望(期末試験50点)
 読者の皆様にわかりやすく解説すると、刑事訴訟法基礎という科目は通常の講義形式の部分と前述した調査・発表形式の部分に単位が分かれる。すなわち、万が一この科目でCを取得しても前述の科目でAを取得してしまえば相殺されてBを2つ取得したものと同視できるのである。小テストと中間テストに弱い私にとっては非常に強力な科目である。
 さて、ご覧の通り、小テストと中間テストが壊滅している。しかし刑訴は2単位ずつに分かれているため、壊滅した成績がGPAに与える影響は半減されている。したがって、こちらもBを死守すればなんとかなる、というのは12月前半の展望でも述べたとおりである。
よって、期末試験では最低でも9割は確保し、論点落としは絶対に避けたいところである。

商法基礎:D
30/50(60%)
・小テスト 5/15
・中間テスト10/20
・授業参加15/15

※来年の目標(期末試験50点)
 ご覧の通り、かなり危険な科目である。最も興味関心のある科目が非常に成績の低い科目なのは皮肉である。
 しかもこの科目は4単位分あるので、低い評価がGPAに対して多大なダメージを与えることとなる。なお、おそらくこの科目の首席と次席からは既に15点以上の差を付けられている。この首席または次席が期末試験でやらかすとは到底考えられない。そうすると、この失敗を少しでも軽減できる「守り」の勉強で単位を取得しなければならない。Bすらも守れなかったか、、、
もっとも、昨年は現時点で35/50であった者がAを獲得したという事実が存在する。したがって、最後まで諦めないようにしたい。この絶望的状況でAを取得できれば奇跡である。この奇跡を起こせるか。
したがって、来年の目標としては、期末試験で45点以上を獲得し、Cだけは確保しておきたいところである。

民法基礎(親族・相続):D
28/50(56%)
・小テスト7.5/15
・中間テスト7/20
・理解テスト9/10
・授業参加5/5

※今後の目標(期末試験50点)
圧倒的に最も危険な科目である。
以前述べたとおり、期末試験では35/50点以上を獲得しなければ単位はない。もっとも、前回の小テストを満点で突破したため、まともに答案を書くことができれば単位は来る、、、という点まで粘ることができた。最初の小テストが0点でなければ、今頃CかBは狙えたはずなのに、、、。
よって、過去最大級に非常に苦しい科目となりそうだ。

現在の状況が不明な科目

民法基礎演習:?

 一応、授業への参加など私にできることは全てこなしたつもりである。しかし、課題の発表は来年上旬であり、全体評価の70%を占めるレポート課題についてもまだ課題が発表されていないことから、どうなるか未知数である。
したがって、現時点で展望・予報を示すことができない。

ビジネス法務演習:?

 最も評価が謎な科目である。履修登録者の多くが今年の司法試験合格者であり、今年は上級生の首席が揃っているという、おそらく一橋・東大生も真っ青になりそうな成績優秀者のモンスターハウスに単身(1年生では私だけ)で突っ込んで行ってしまったと思われる。

 当然ながら、他の履修登録者とは圧倒的な知識と経験の差がある。法科大学院の成績も極めて高い者が集結している(これまでの成績だけを見ると私だけが圧倒的に最下位の状況である)。ちなみにこの科目を履修するためのGPA要件・学年要件は一切ない。希望者だけが集結するスタイルである。(なお、この科目を約10年以上担当されている、ある教授の話によれば、過去約10年間の中で今年度の学生が最も優秀であるとのこと。やべぇじゃん。)

 しかし、この絶望的に不利な状況からいかにして巻き返すかが、私の腕の見せ所である。すなわち、知識はもちろん、誰よりも積極的に授業に参加したうえ、レポート課題の発表においては他の履修者の数倍以上の物量を用いて乗り切ることが求められるし、これまでもそうやってきた(他の方のレポートが1人あたり約4~5枚、パワポがあっても10枚前後、参考文献1~2冊のところ、私は単体で21枚(しかもカラーと図式を備えており)、パワーポイント50枚、参考文献約15冊を用いて、持ち前のバイタリティで押し切ったのである)。これまでの科目におけるセオリーをこちらの科目に適用するならば、私は間違いなくAとなっているはずであるが、知識不足を物量で補えるほどそう簡単な科目ではないだろう。

 ひとまず、今年履修した中で唯一平常点100%の科目であるがゆえに、これまで受けた評価で自分がどの立ち位置にいるか一切不明な科目である。

 他方で、上述のとおり過去10年間で最強クラスの学生が集結しているということは、この中でAを取得できれば、まさに「ジャイアントキリング」そのものである。相撲のいう、横綱から上手投げで金星を獲得するようなものだ。
 そう考えると、私の闘争心に火がつかないわけがないよな!!

総括

このままの成績でいけば、秋学期のGPAは2.88~3.04を見込めそうだ。なお私の通う法科大学院のMAXのGPAは4である。
しかし、春学期の成績が足を引っ張っているため、最大値をみても2.6が限界であり、何をどうあがいても2.7を上回ることは無さそうだ、、、

これで予報通りのGPAを獲得すれば、授業料は少なくとも半額は免除されるだろう(前年実績参考)。そう願いたいところだ。

上述のとおり、1点の差でGPAが左右される法科大学院の成績システム。この1点の重みが重要である。

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著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

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