ソクラテスの一撃(2023.07.10)

本日の授業では、いわゆる「ソクラテスメソッド」を受けた。
この「ソクラテスメソッド」は、基本的にはほぼすべての法科大学院で同じように定義されるはずだが、教授の質問に学生が答えるという、一見するとシンプルな試験である。

が!!少なくともこの授業では「一発勝負」かつ「全体の15%の成績評価のウェイトを占める」、失敗したらひとたまりもない「口述試験」である。「分からず黙ってしまったらEND」なのである。

そのような試験であるから、私は前日から徹底的に復習および対策を行った。

これまでで学習した部分に「抜け」「漏れ」がないか?不足した知識はないのか?

そう心に問いかけながら復習をした。

さて、上記復習を経て授業に臨んだ。しっかりと復習した部分や準備した部分については「ソクラテスメソッド」が使われ、学生が当てられた。そう、準備した部分については「私以外の学生」に!!

もっとも、私にも「ソクラテスメソッド」が使われた。が、私が全く想定していなかった分野からの出題であった!

はじめは教授の質問に即答し続けるも、刑法の中で最も苦手な分野の一つ、「身分犯」の論点が出現した。

そう、身分犯の論点については全くのノーマークであって、途中まで答えたところで力尽きて黙ってしまったのである!

これは入学以来最大の「恥ずかしい」ことであった。

ここまで悔いたのは久方ぶりである!

・・・もしかしたら教授もわかっていたのかもしれない。「あ、こいつは誰もが予測できる論点は徹底的に準備・理解しているが、身分犯の部分は穴があるだろう」と。

うん、教授の推測が当たったのか、私の運が相変わらず凶運の持ち主であったのか、はたまた圧倒的な知識不足か。(いやどう考えても後者だろ!)

定期試験が思いやられるわ。

本記事をシェアしたい方はこちら。

著者情報

大学法学部卒業後、電鉄系、法律事務所での勤務を経て、法科大学院へ進学する。果たして筆者は無事に司法試験と司法修習を突破し、「弁護士・外国法事務共同弁護士法人」を設立のうえ、日本を代表する大手事務所へ成長させられるのか!?
とある司法試験受験生のブログです。

目次